手描き友禅の制作手順

友禅作家 腰原淳策 腰原英吾 腰原きもの工房

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伝統技術に基づいた手描き友禅 オーダメイド着物をお誂えいたします。



↓ページ内目次 (クリックすると項目へ飛びます。)

@写生   A図案制作   B糸目描き(糸目置き)   C地入れ   D彩色   E糊ふせ   F引き染め   G蒸し   H水もと(水洗い)   Iドライ
Jゆのし   K仕上げ   Lお仕立て   最下部メニューへ


手描き友禅制作手順



@写生

写生

手描き友禅制作において一番大切な事は「写生」です。
着物や帯は季節に先駆けて制作しなければならない為、常に季節の花や鳥を写生しなければなりません。

写実的な着物、絵画的な着物、図案的な着物、全て作品の根底には写生があります。
それは、花や鳥の特徴を知らなければ図案として自然に描くことが出来ないからです。

抽象的な文様も自然を観察する事から生まれます。
腰原きもの工房の友禅作家は青梅・奥多摩という自然に恵まれた環境の中で日々、写生を心がけています。

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A図案制作

帯の図案

着物・帯の設計図とも言える図案の制作です。この工程で作品の良し悪しの8割が決まります。
着物や帯と同じ寸法の線を引いた紙に図案を描いていきます。
図案を描く上で大切な事は着物は衣桁に掛けた時の見栄えも大事ですが、
「着た時に自然に見える構図」を最も優先して描いていきます。
鉛筆で下書きをした後、墨で図案を完成させます。これを墨入れと言います。日本画で言う骨描きにあたるものです。

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B糸目描き(糸目置き)

手描き友禅の一番の特徴とも言える糸目置きの工程です。
防染剤として用いる糯糊(もちのり)を円錐形の柿渋紙で作った筒に入れ、
糯糊を細い線として絞り出しながら、図案の通りに生地へ輪郭を描いていく作業です。

糸目糊が染料の滲みこみのを防ぎますので、染めた後、最後に洗い落とすと白い線として残ります。
この糊で描いた白い線を「糸目」と呼び、数ある手描き友禅技法の中でも特に代表的な技法です。

糯糊は水分を含んだ粘りのある糊なので、自由自在に細かい文様や柄を描くためには、高度な技術が必要になります。
現在では材料素材の向上により、さらに防染力の高い石油系の糊を使用して糸目を描く場合もありますが、
柔らかい糊で美しい糸目を描く事に高い技術力が要求される事はなんら変わりはありません。

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C地入れ

糸目置きを終えた生地全体に防染加工(にじみ止め)を施す工程です。
防染剤として大豆を水でふやかして、すり潰し、漉した豆乳汁の「豆汁(ごじる」を使います。

「地入れ」をせずに染色をすると色が滲んでしまったり、染めムラが出来てしまいます。
これを防ぐために「豆汁(ごじる)」をあらかじめ刷毛で引く工程を「地入れ」と言います。
「豆汁(ごじる)」の調合は染め上がりの美しさにも影響する大切な工程です。
腰原きもの工房では長年の友禅染めの経験を活かし、その時々の地色にあわせた「豆汁(ごじる)」を調合して使用しています。

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D彩色

手描き友禅の彩色 手描き友禅の彩色

糸目置き、地入れの後、柄に細かく色をつける彩色の工程です。
彩色は小さな刷毛や筆を用いて染料を使い、糸目糊でくくられた柄の内側を細かく彩色して行きます。

染料は原色となる5〜6色を混ぜ合わせて調合し、小さな絵皿に一色づつ作ります。振袖などは約100色程度の色を使用する事もあります。
着る方のご年代や好みにあわせた色味を考慮し、品の良い作品になるように心掛けて彩色していきます。

腰原きもの工房では彩色に掛かる色数や手間を惜しむ事なく、細部にいたるまで妥協せずに彩色しています。
特に花柄の着物の場合は花びらを一枚一枚を丁寧にぼかしながら彩色をする作業は根気と膨大な手間が必要です。
また、様々な色を調合し、統一された全体の雰囲気を作り出すことは熟練の技術と豊富な経験に基づいた勘を必要とします。

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E糊ふせ

彩色を終えた生地に上から引き染めをする為、柄の部分を糯糊(もちのり)で防染する工程です。
糸目のりに使用するものと同じ糯糊(もちのり)を使用します。柄全体に糯糊を置き、糠(ぬか)を炒ったものを振り掛けます。
糯糊はその日の天気や湿度などにより、ヒビがはいったり、防染力が弱まったりするので、染める前には判断の見極めが重要になります。

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F引き染め

手描き友禅の引き染め

彩色と同様に染料を混ぜ合わせて地色を調合します。この時、蒸しの工程での色の発色具合も計算して作ります。
細い竹の棒の両端に針のついた伸子(しんし)という道具で反物が弛まないようにしっかりと両端を延ばして張ります。
引き染め用の刷毛を使い、染めムラが無いように染めていきます。
色によってはムラの出やすい色もあり、自由自在に美しく染めるには高度な技術が必要です。

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G蒸し

彩色・引き染めにて染色した反物を発色・定着させるために行う工程です。
この工程は長い反物を蒸すボイラー設備が整った着物専門の工場で行います。
特に色の濃い地色は染料を定着させる為に二度の蒸しを行う必要があります。
(G蒸しとH水もと(水洗い)の工程は場合により前後する時があります。)

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H水もと(水洗い)

この工程はGの「蒸し」で反物に定着しきらなかった余分な染料や防染糊を大量の水で洗い流す工程です。
柄についた彩色の染料が反物の地色の部分に付いたり、移らないように手際良く行わなければならない作業です。
(G蒸しとH水もと(水洗い)の工程は場合により前後する時があります。)

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Iドライ

石油系の糊を使用したり、蝋けつ染めなどをした時にはドライクリーニングが必要です。
洋服のドライクリーニングとは違い、反物専用の巨大な機械で洗います。この工程も設備の整った着物専門の工場にて行います。

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Jゆのし

蒸し、水もと(水洗い)、ドライを終えた反物に、熱い蒸気を当てながら真直ぐにする工程です。
この工程も着物・帯ゆのし専用の大きな機械で設備の整った工場で行います。
反物全体に均等な力で蒸気をかけるには職人さんの熟練された技術が伴います。

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K仕上げ

蒸し、水もと(水洗い)、ドライ、ゆのし、の工程を終え、工場から帰ってきた反物に友禅作家が最後の仕上げをする工程です。
仕上げには、金箔を押したり、金線、銀線を引いたり、墨で柄を描き起こす工程などがあります。
着物、帯に生命を吹き込むに等しい工程の為、細心の注意を払い、仕上げます。

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Lお仕立て

仕上がった着物・帯の反物を職人さんの手で仕立てます。
着物や帯は仕立て職人さんの腕次第で着心地の良さが変わってきます。
特に帯の仕立ては強い力で生地を引っ張りながら仕立てる事が必要です。
腰原きもの工房の帯の仕立ては、男の職人さんによる仕立てですので、生地と帯芯の隙間がなく、とてもしっかりしています。
着物・帯、共に経験豊富な職人さんによる仕事です。

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ここでご紹介させていただきました手描き友禅の制作手順は、代表的な「糸目描き」や「手挿し」の技法使った制作手順になります。
腰原きもの工房の手描き友禅には「蝋描き」や「無線描き」、「ぼかし染め」などの他、数種類の独自の制作方法があります。

腰原きもの工房の手描き友禅は主だった制作工程のほとんどを一人の友禅作家が全て手仕事で行っています。
一つ一つの作品の品質を保つために手間を惜しまず、伝統技法に基づいた、良質な手描き友禅作品を制作しています。

オーダーメイド着物、お誂え着物などに関するご相談・ご質問などもお伺いいたしております。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。


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手描き友禅 腰原きもの工房
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